自然

 

伝統

 

手仕事

 

祈り


 

見た目の美しさだけでなく、

着心地や身体の流れを大切に、

ひとつひとつ、パターンから引いています。

20代の頃、小笠原のジャングルで暮らし、

圧倒的に美しい自然の中で

「地球にも人にもやさしいものづくりをしたい」

と強く思うようになりました。

人間もまた、自然の一部。

その想いから、草木染めや天然素材を用い、

自然のやさしさを纏う衣を制作しています。

手仕事の力と、自然の恵みを通して、

 こころとからだがととのう一着をお届けできますように


手から生まれる温度やエネルギーは、

機械では生み出せないもの。

「手当て」という言葉があるように、

手には癒しの力があると感じています。 

手仕事によって生まれた衣には、

やわらかな力が宿ると信じています


タイ北部に伝わる、手織りや草木染め。

昔ながらの手仕事が、いまも静かに受け継がれて

います。

かつてアジアを一人旅したご縁から

現地の生地と出会い、

その伝統を未来へつなぐ

小さな歯車の一部でありたいという想いから、

タイの手織り生地を用いています。

その出会いが、いまの制作へと自然につながりました。

現地の雇用や職人の育成にも、

小さなかたちで関わっています。 


もう一つの大切な伝統は、アイヌ刺繍です。

2001年、ご縁があってアイヌの方から

刺繍とその精神世界を学びました。

以来、その文様は作品の中に息づき、

いまでは私の衣づくりを象徴する存在となっています。

 


そして、日本人が古くから培ってきた精神性。

着物やたすき、帯などに宿る

身体を支え、心を整えるエネルギー。

現代の暮らしの中で、

その感覚を思い出すきっかけとなるよう、

着物をベースにした湯文字スカートやたすきを制作しています。

そこにも、私の祈りがあります。


そして、布は、地球の一部。

母なる大地から生まれた命のかけら。

昔の人は 「豆が包めるほどの布は捨てるな」と

言いました。

その知恵を大切に、 小さな端切れも大切に

向き合います。

小布や端切れは小物やパッチワーク、

裂き織りとなって、

また新しい形へ。

捨てるのではなく、 巡らせる。

布の命を、最後まで使いきることも

私の衣づくりの一部です。



自然からの恩恵を伝えたい。

伝統を、私らしいかたちで未来へつなげたい。

心地よい衣をまとい、

「気持ちいい」と感じる人が増えたなら、

その感覚はきっと、やさしく広がっていく。

素材を育ててくれた植物も、

地球も、太陽も、水も、空気も、生き物も

すべてが調和の中にありますように。

 

 


―MAUKO PiRiKA(マウコピリカ) は、

アイヌ語で「幸運」「ラッキー」という意味を持つ言葉です。

幸せな想いで生み出された作品や素材が、

身にまとう人へ幸せやよろこびをもたらし、

そのあたたかな感覚が、やさしく世界へと広がっていきますように。

そんな祈りを込めています。

 

 


ロゴマークは、

デザイナー Akiko がインスピレーションのままに描いたモチーフです。

四方へ伸びる線は、聖なる四つの方角を。

中心の円は、宇宙の中心であり、自分自身。

その周りの円は、家族や友人、自然、地球、

すべてのつながりを表しています。

宇宙のあまねく方向へ、

幸せとよろこびが広がり、分かち合われていきますように。

その祈りが、静かに宿っています。